7 514年から朝鮮領という嘘
総ての主張に行き詰まった韓国領有派は、その証拠能力に疑問のある朝鮮王朝実録を持ち出してきて、「514年から于山島と呼び朝鮮領であった」と主張します。
しかし17世紀までの朝鮮は、領有を主張する于山島(独島)を鬱陵島の西側で認識しており、于山島=独島説の根拠は希薄です。
又、鬱陵島から于山島(独島)が見えると実録に記されており、実際に独島が見えるのだから、朝鮮は領有意識を持っていた。と言いますが、どうやら独島展望台から実際に見えるのは年に数日の様です。
又、日本が松島と呼ぶ島が于山島である。と言いますが、松島の位置も于山島の位置も示していません。
大韓帝国初代皇帝になった高宗は「松竹島と于山島が鬱陵島近辺にあるが、相互の遠近や距離がどうであるかよくわからない」との認識を示しています。これは、于山島が独島でないことの決定的な認識と言えます。
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8 安龍福を英雄とする嘘
総ての主張に自己撞着を感じている韓国は、安龍福を「徳川幕府に独島の朝鮮領有を認めさせた」英雄とすることで国内の機運を盛り上げようとします。
しかし、係る盛り上げが無理筋であることは、元禄期の外交文書が明らかにします。そこで朝鮮は、「(安龍福の行為は)対馬只一路という盟約を破ったのではなく、単に難破して漂流したに過ぎない」と釈明しています。又、肅宗実録でも、安龍福を「愚民の行為」と切り捨てています。
竹島一件と安龍福
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